天候と窃盗犯
「雨や風の強い日は音が響かないので仕事がやりやすかった」
この言葉をいった人物が何の仕事をしていたのか分かりますか? 実はこれ、逮捕された、ある侵入窃盗犯の言葉なのです。
雨の日や風の強い日の野外は、人の視界は普段より極端に狭くなるものです。
また。家内においても雨音などで周囲の音がかき消され、周りの状況が分かりづらくなります。
それは雨風や工事など、周りの音が聞こえないということは、逆に自分の出す音もさえぎられ、周りには聞こえづらくなっている状態にあるということです。
つまり、この侵入窃盗犯が言いたかったのは、ガラス破やドア錠破をしても、周りに気づかれにくく、犯行がやりやすい状況であったということです。
ですが、風の強い雨天日には、自宅や会社の戸締りを厳重にする、というだけでは、残念ながらこういった強行を防ぐことは出来ません。
ガラス破りを防ぐためには、防犯フィルムを貼ったり、防犯ガラスに交換するなどして防犯態勢を事前に整えておくことが重要なのです。