非常食の備蓄

3日間しのげば、助けが来る。そんな言葉を聞いたことはありませんか?

日本で震災にあったときは、3日あれば被災地まで救助援助が届くといわれていました。

そのため、市販されている非常食を購入する際に、3日分を目安にしている人が多いのではないでしょうか?

被災地にたどり着ければ良いですが、その場にとどまるしかない状況もありえます。

そんな場合には、3日で救助がくるなどと当てにしてはいけません。最低でも一週間は飢えを凌げる準備が必要です。

備蓄として準備している非常食は3日分、量を減らして凌いでも一週間はもたないでしょう。

自力で脱出できなくても、救助が来るまで手をこまねいているわけにはいかないのです。

最初の3日間は、救助を求めるために、狼煙を上げたり車のクラクションで音を鳴らし続けたりと、思いつくことを活動的に行います。

それまでに救助が間に合えばよいですが、そうでない場合に備えて食料の確保を行うのです。

3日間が過ぎれば、あまり体力を消耗しないよう、食料と水の確保だけに専念するのです。

街中であれば食料などは簡単に見つけられるかもしれませんが、人里はなれた場所ではそう容易ではありません。

魚を捕まえたり、木の実などをつまんだりと言うのは簡単ですが、実際にそれを行う場合、ある程度の経験と知識がないと簡単に出来るものではありません。

その地域の食べられる植物の種類や、魚や小動物の採り方など、非常食を準備する時にでもご家族で学んでおくことも必要ではないでしょうか?