非常持ち出し袋(その2)

市販のセットになった非常持ち出し袋などを購入した場合、必ず中身を確認して、使用して差し支えないものであれば、すぐに使ってみてください。

それらのアイテムを使用してみて、それが必要とイメージできるものなら非常用品として加え、そうでなければ迷わず除外するか、他の使い勝手のよいものに交換してください。

また、その中に含まれて居なくても、必要だと思われるものは加えておきましょう。

ですが、ここで注意してほしいのが、高価な物に取り替えろということではありません。中古品でも十分です。

大事なことは最低限使える自分が扱えるアイテムを揃えるということが重要です。

非常用持ち出し品が用意できたなら、それをサックに詰めて、背負ってみてください。非常用袋の重量の目安は成人男性で15キロといわれていますが、当然、人それぞれ体力も必要な物も異なります。

何キロまで、といったことに捕らわれず、自分自身で持ち出して活動できる重さを考慮してください。

そうして準備できた非常用のアイテムは、一度袋から取り出し、まとめて、あるいは個別にビニールに包むなどして防水対策をしてから詰めなおしてください。

詰め込む際に、各アイテムの間にできた隙間に、細かく使用回数分に分けたトイレットペーパーや靴下などを詰めましょう。

食料その他で忘れがちですが、少量でもティッシュやトイレットペーパーは、必ず非常品に加えてください。衛生面で非常に重宝します。

その非常用袋の目に付くところに、中身の食料と水の保管期限を記入した紙を貼り付けて、湿気のない、すぐに手の届く場所に保管してください。